目的 | 臭気測定器と使用法の紹介として、ごみ厨芥の臭い(におい)を事例にして、解説する。 | ||||
測定場所の状況 | 住居30戸のマンションのごみ置場 | ||||
| (場所)建物内部で、窓は閉められている。換気扇が測定時は動いていた(写真1)。 | |||||
| (ごみ出し状況)自治体の分別収集が進み、週5回の収集日がある | |||||
| 原則、当日朝のごみ出しだが、前夜に出している人もいる。 | |||||
| (清掃状況)管理人さんが頻繁に掃除してくれている。 | |||||
| (測定時)昼間なのでごみは少ない。 | |||||
臭気測定器 | 臭気測定器 WB-121F(音香科学製) |
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測定上の注意 | 測定器メーカのアドバイスでは、 | ||||
| 住居だと床からの高さによって臭気が異なる事があるとのこと。 | |||||
| 今回は条件を一定にするため、床からの高さ60〜80cmの範囲で測定した。 | |||||
測定風景 | |||||
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| 測定1回目(ごみバケツにゴミ有り) | 測定2回目(ごみバケツは空) | |||
| 臭気測定器の値 | 人の感覚 | 臭気測定器の値 | 人の感覚 | |
| ごみ置場の外で測定 | 0 | 臭わない | 0 | 臭わない(写真2,3) |
| ごみ置場に入った所で測定 | 50 | ごくわずかに臭う | 0 | 臭わない。ごみ置場にしては、意外に臭わないと感じた。(写真4) |
| 「金属ごみ」バケツの中 | 150 | 弱い臭い。中にごみ有り | 21 | 臭わない。中にごみ無し(写真5,6) |
| 「燃えるごみ」バケツの中 | 500 | やや強い臭気。中にごみ有り | 80 | 弱い臭い。中にごみ無し(写真7,8) |
| 「生ごみ」バケツの中 | 1050 | 強い臭気。中にごみ有り | 331 | 強い臭気。中にごみ無し(写真9,10) |
| ごみ置場に入った所で再測定 | 150 | ごくわずかに臭う | 21 | 臭わない。(写真11) |
結論 |
| 1.臭気測定器で、ごみ置場のにおいを計測できた。 |
| 2.ごみ置き場は、清掃・換気が良く、臭いはそれほどなかった。臭気測定器の値も小さかった。 |
| 3.分別されたごみの中では「生ごみ」が最も臭く、臭気測定器の値が最も大きかった |
| 4.当然だが、ごみバケツがカラの日の方が臭いは小さく、臭気測定器の値もそれを示した。 |
| 5.人の鼻では分からなかったが、一通りの測定後、最初の測定場所に戻ると、測定値が上がっていた。ごみ箱を開けたせいらしい。 |
測定を終えての感想 | |
| 1. | 意外にもと言うと測定器メーカに失礼だが、「ごみの臭気」をよく測れたと思う。 |
| 2. | ごみ置き場に入った所の、人に分からない「臭気の違い」も、「測定器で知る」事ができたのは、感心した。 |
| 3. | 測定器メーカによると、「測定器は洗剤の臭いも計測する。」とのことなので、 |
| このごみ置き場は、洗剤の臭いも含めて、あまり臭気が無いということが分かった。 | |
| 4. | 曜日・時刻により、ごみの量が異なり、臭気も異なると予想される。 |
| 測定回数を増やし、また、「燃えるごみ」の日と、「プラスチックごみ」の日との臭気の違いを | |
| 分析したりすると、面白い結果が出そうである。 | |
| 測定器メーカでは臭いの種類も測定する機器を開発中との事なので、楽しみである。 | |
写真一覧 |
写真1 ごみ置場と換気扇
写真2 ごみ置場の外で臭気測定
写真3 ごみ置場の外
写真4 ごみ置場入った所(臭気測定器)
写真5 金属ごみ
写真6 金属ごみの測定
写真7 燃えるごみ
写真8 燃えるごみの臭気
写真9 生ごみ
写真10 生ごみの測定
写真11 ごみ置場に入った所に戻って再測定
